アーユルヴェーダハーブ トリファラ
インドの古くから伝わる”生命の科学”ともいわれているアーユルヴェーダ
トリファラというハーブがあります。 トリはサンスクリット語(インドの古い言葉で、ヨガやアーユルヴェーダの語源)で3を表し、ファラは果実を表します。 ヨガのポーズでもトリコナーサナというポーズがありますが、別名三角のポーズ、トライアングルポーズで3を表しています。 トリファラは3つのスーパーハーブからなるミックスハーブで、、アマラキ(アムラ)、ヒビタキ(ベハダ)、ハリタキ(ハラダ) の3つの果物からなっています。 腸壁にへばりついた未消化物を削ぎ落として浄化する“腸内清掃”の効果があります。腸を健やかに整えて便秘の改善やガスの排除して消化吸収を促し、若返り、生殖系の強化、免疫の強化や血液循環の改善など効能はたくさん体内デトックスにおすすめのハーブです
腸内環境が全てのカギ
アーユルヴェーダでは、食べたものがきちんと消化されずに未消化物(アーマ)として残ったものが、いずれ体内で腐り病気や不調の原因を生み出すと考えます。 この辺は改めて消化のお話で詳しく説明するとして、まずは自分の消化力に合った量を食べて腹7分目程度にとどめておく事が大事なポイントの一つでもあります。 自分の体質を理解した上で季節にもあわせて量や食べ物の内容を変えたり、食べ過ぎたら断食をしたりハーブやスパイスを取り入れて調整しながら食べ物を見直して体の声を聞いてみます。 そうすると体はストレスや疲れをしっかりと毎日リセットすることができれば免疫を高く保ち健康で元気に過ごすことができます
トリファラとは
アムラ
アマラキ Amalaki(別名:アムラ Amla)
「生命を活性化させ、活力を取り戻す果実」や「若返りの果実」とも呼ばれていて、鉄分が多く、ポリフェノールとビタミンCが非常に豊富に含まれており、ポリフェノールは赤ワインの10倍、ビタミンCはレモンの10倍以上といわれており、美肌効果においても注目されてシミ予防にも。 たまに生の果実もアジアの食材店で見つけられるかも。
免疫を強くし、身体を冷やす効果もあるので、火のエネルギーの”ピッタ”のバランスをとってくれると言われています。
ハリタキ
Haritaki
ハリタキはトリファラに含まれている3つの中で特にお腹に働いてくれるハーブで、大腸の働きを整えてお腹にたまっていたものをすっきりさせてくれる便通促進作用もあり、下痢の症状を緩和してくれたり、体に活力を与えてくれる強壮剤でもあり元気回復剤ともいわれています。 皮膚病や心臓病などにも利用され「薬の王様」と呼ばれています。
血液の流れよくする、目によい、毒素排出、便秘改善、乾燥肌の方、食欲効果もあり 風のエネルギー”ヴァータ”のバランスを整えてくれます。
ヒビタキ
Vibhitaki
ビヒタキとはサンスクリット語で「病から距離を保つもの」という意味があり、腸にたまった毒素や体内の粘液、肺にたまったニコチンやタールを中和するといわれています。
消化促進、毒素排出、滋養強壮などに効果があり、頭痛や不眠、咳や扁桃腺にも良いといわれ、水と地のエネルギー”カパ”のバランスを整えてくれます。
トリファラの効能
- 3つのドーシャをバランスよく落ち着かせる
- やさしい下剤
- 虫下し
- 目
- クレンジング
- 腸のお掃除
- 消化を整える
- ビタミンCたっぷり
(アマラキ/アムラのビタミンはレモンの10倍、アサイーの3倍以上と言われています。しかも熱に強いという点が優れています) - 免疫システムのサポート
- 肝機能のサポート
- 抗酸化作用
(ポリフェノールは赤ワインの約30倍、アサイーと同等) - アーマを減らす
トリファラの飲む以外の使い方
目の洗浄
- 水1カップ、トリファラパウダー小さじ1を混ぜる。
- 一晩近く混ぜて寝かせるか、軽く煮立てる
- 完全に冷ます。冷めたら目の細かい網やガーゼ、コーヒーフィルターなどで漉す。 もしくはグラスなどに入れて上澄み液を使う。
(目に入れるものなので、パウダーが残らないようにご注意) - アイボンなどに付いてくる洗眼カップや、小さなカップ・器に入れて、そこに目を浸ける。パチパチまばたきをしたり、眼球を動かしたりします
うがいする
歯茎の炎症や喉の痛みなどに
フェイシャルパック
パウダーに水を混ぜてペーストを作り、顔や体の気になるところをパックしてマッサージして洗い流す。
かなちお肌ツルツルになります
パウダーシャンプー
オイルと混ぜるか水でペースト作り、頭皮をマッサージする